現代人はストレスに蝕まれておる。
特に責任感が強いまじめ人間にその傾向が強い。
風は万病の元と言うが、ストレスとて同じ。
内臓や精神に悪影響をもたらすだ。
胃潰瘍程度で済むならよいが、胃がんにでもなったら元も子もないではないか。
悩んだら考えないようにするのが一番だぞ。
起きていてはそうもいかんと言うのなら寝てしまえ。
己がいなくとも世の中何とかなるものだ。
果報は寝て待つものよ。
かごの中の鳥は運動不足ゆえ鳴かぬのだ。
人間も同じ。
体が鈍っていると気力体力ともに落ち込むばかりなのだからな。
鳴くまで待っていてはメタボになってしまう。
その先に待ち受けるのは生活習慣病。
ゆえに拙者は心を鬼にして言いたい。
「鳴かぬなら、鳴くまで特訓ほととぎす」
楽して健康は手に入らぬぞ。
日本人の平均寿命は女性も86歳と2年連続で世界1位、男性が80歳を初めて超えたそうな。
人生わずか五十年の時代とは隔世の感がある。
長生きは結構なことだが、寝たきりとか病気とかで健康寿命は10年も短いらしい。
これではいくら寿命が延びても幸せではない。
由々しき事ではないか。
健康あっての人生。
拙者とともに養生に努めることだ。
猛暑が続いておる。
熱中症対策にはくれぐれも気をつけねばならん。
そもそもなぜ現代の夏はこれほど温度が高いのか。
地球温暖化が原因なのであろう。
文明は便利だが、自然を破壊したり厄介なものだな。
江戸時代はクーラーなど無くても過ごしやすかったぞ。
それでも暑くて何もやる気が起きない時などは、無理をしない。
日陰で心を無にして己と向き合うのだ。
聞こえるのは蝉の鳴き声。
気候に逆らわず、のんびり過ごすのが健康の秘訣よ。
人生で一番大切なのは健康。
いくら金を儲けても不健康では意味が無い。
何事も健康あっての物種。
ところが現代人は不摂生極まりない。
メタボや生活習慣病の蔓延は目を覆うばかりだ。
欲望を貪る生活スタイルに原因があるはず。
健康侍こと健堂一膳之守康介が不摂生を正し、皆の者を健康に導いてくれるわ。
覚悟せよ!